ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、日本時間2月6日(現地5日)に本拠地で行われたトロント・ラプターズ戦で“渦中の人”になった。リーグの定めた新型コロナウイルスのヘルス&セーフティプロトコルにより、スタメンから外れ、一度は途中出場するも再びコートをあとにする事態に見舞われて、同僚たちも不満の声を上げている。 デュラントは濃厚接触追跡のために、渡邊雄太が所属するラプターズ戦のスタメンから外れた。その後、接触のあった人物の検査結果がクリアとなり、第1クォーター(Q)残り4分13秒にジェームズ・ハーデンに代わってコートに立った。NBA入り以降、史上4番目に長い866試合連続でスタメン出場を続けていたが、キャリア初の途中出場となった。 ラプターズ相手に反撃し、勢いに乗りかけたネッツだったが、デュラントが第3Q途中に再びヘルス&セーフティプロトコルにより試合出場が不可能に。今季はプレイした試合すべてで20得点以上を挙げていたが、19分間の出場でわずか8得点にとどまり、チームも117-123でラプターズに敗れた。 『AP通信』は、デュラントが24時間で3回検査を受け、すべて陰性だったが、大事を取って試合から下げられたとレポート。デュラントは今季すでにヘルス&セーフティプロトコルで3試合を欠場していたが、同僚のジョー・ハリスは「ややこしいし、フラストレーションが溜まる。普通じゃないよ」と語り、ジェフ・グリーンも「NBAは彼(デュラント)をプレイさせ、その後コートから連れ出した。理解できない。イライラするよ」と不満を覗かせた。 『USAトゥデー』などに寄稿するマイケル・スコットー記者によれば、デュラントは7日間の隔離となり、2月13日(同12日)に復帰予定だという。