開幕直前の大型トレードで、カール・アンソニー・タウンズがミネソタ・ティンバーウルブズからニューヨーク・ニックスへ移籍した。新たな指揮官となるトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)は、かつてウルブズで指揮を執っており、若いタウンズをコーチしていた過去がある。そのため、タウンズもニックスでの初日、ワークアウト後にはシボドーHCと冗談を言い合う姿も見られたという。 新たなスタートを切るタウンズにとって、シボドーHCの存在は大きなものとなりそうだ。 「少しはいいスタートが切れると思う。彼が好むオフェンスを知っているからね。彼が好きなディフェンスのやり方も、彼が選手に何を期待しているかも分かっている」 一方のシボドーHCも、自身が指導していた時よりも成長したタウンズを再びコーチできることを喜んでいる。 「彼はより多くの経験を積んでいる。彼はプレイオフで上位まで勝ち進み、それがどんなものかを分かっている。そうしたことはどれだけ備えたとしても、実際に経験しないと完全に理解するのは難しいものなんだ。彼の理解力は、(シボドーHCがウルブズで初めてコーチした)リーグ2年目の頃よりもはるかに進化している。彼のスキルセットはとてもユニークだし、誰とでもうまくフィットするよ」 タウンズはニュージャージー州出身。「祖母にも今よりもっと会えるようになるし、姪や甥の成長を見ることができる」と、地元に近いチームでプレイすることは私生活にもプラスになると話した。 ニックスは10月7日にシャーロット・ホーネッツとプレシーズン初戦を行なう予定だ。