4試合で平均98失点と堅守が光るクリッパーズ ジェームズ・ハーデンも「ディフェンスに力を入れている」と明かす

ロサンゼルス・クリッパーズはディフェンスを武器に上位進出を狙っている。トレーニングキャンプを通してタフなディフェンスの構築に注力。日本時間10月15日(現地14日)に行なわれたダラス・マーベリックス戦では、チーム全体で20本のスティールを記録した。この試合で3本のスティールを奪ったジェームズ・ハーデンも、「ディフェンスに力を入れている」と明かしている。 そうしたチームを支えているのが、ディフェンスを担当するジェフ・バン・ガンディAC(アシスタントコーチ)だ。ハーデンも、「僕たちは完璧でありたい。ジェフ・バン・ガンディはディフェンスを完璧にしろって毎日言ってくるけど、それは自分たちにそのチャンスがあるからだ。それはチームがフォーカスしている部分だし、(マーベリックス戦で)その片鱗が少し見えたと思う。それによって速攻のチャンスがいくつか生まれたし、得点につなげられた」と、コーチの指導がチームに好影響をもたらしていることを認めている。 クリッパーズはプレシーズン4戦で、平均98失点に抑えている。100点以上を許したのはブルックリン・ネッツ(106点)のみである。 もう1人のアシスタントコーチであるブライアン・ショウACも、バン・ガンディACの貢献を評価している。 「一番大きいのは、選手たちにアグレッシブになる力を与えたことだと思う。選手たちがハードにプレイしている限り、ミスをしても構わない」 なお、ショウACはデレック・ジョーンズJr.、クリス・ダン、ケビン・ポーターJr.、テレンス・マン、アミア・コフィーはトップクラスのウィングディフェンダーと評している。彼らの守備面での器用さによって、「我々には(ディフェンス面で)汎用性がある。それが強みになるはずだ」と確信している。 カワイ・レナードが右膝の炎症のためプレイできておらず、24日(同23日)に行なわれるフェニックス・サンズとの開幕戦に出場できるかも不透明だ。しかし他の選手たちによる強固なディフェンスが健在であれば、今季クリッパーズがウェストの上位争いに食い込むチームとなってくるに違いない。

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