長らく膝の負傷に泣かされていたシカゴ・ブルズのロンゾ・ボールが、日本時間10月17日(現地16日)に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとのプレシーズン戦に出場した。ボールが試合のコートに立つのは2022年1月以来、約2年半ぶり。スタンディングオベーションで迎え入れられたボールは、約15分プレイして10点をマークした。 試合後ボールは、「(コートサイドから)見ているより、プレイしている方がずっと気分がいいね。コート外にいるのがどんな感じか、言葉にすることもできなかった……(復帰の瞬間は)絶対に忘れないよ」と、喜びを明かしている。 「長い。本当に長かった。でも振り返ってみると、思っていたよりはずっと早かった。(3回目の手術の後に)復帰まであと18か月と言われた時はクレイジーに思えたけど、今僕はここにいるからね」 負傷前とは同じ状態には戻れないと認めつつも、「コート上では生産的かつ効果的な存在になれると思う」と自信を覗かせる。 ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)は、「彼は試合で多くのことをしているが、膝や身体に頼るのではなく頭を使っている。彼は本当によく動いていた」と、ボールのクレバーなプレイを絶賛した。 また、ボールは「まったく気にならなかった。すごく動けている感じがした」というように、プレイ中に膝を気にすることはなかったという。 ブルズは19日(同18日)にクリーブランド・キャバリアーズとのプレシーズン最終戦を控えており、ボールも出場予定だ。