トロント・ラプターズの渡邊雄太が、日本時間2月1日(現地1月31日)に開催されたオーランド・マジック試合後のメディア取材に登場した。ベンチから出場し、11得点(FG 3/4、3ポイント 3/3、FT 2/2)、1リバウンド、1スティール、3ブロックを記録した試合は振り返っている。 ――これまでフィジカル面を課題として挙げてきたが、前回はハッサン・ホワイトサイドをファウルで止め、今日はマジックのニコラ・ブーチェビッチをブロックした。すぐに筋力アップはできないだけに、気持ちで負けないという面は意識している? 体格は完全に負けているので、自分が勝てると嘘つくこともないです。この間のファウルは正直すごくいいファウルだったと思いますし、今日のブーチェビッチへのブロックに関しても、運動量を増やしていいタイミングで跳べました。シュートをコンテストできたらいいかなぐらいの感じで手を伸ばしたら、そこに上手くボールが来てくれた感じでした。運動量を増やすことによって自分の良さはどんどん出てくると思います。そういうフィジカルでのディスアドバンテージがあるなら別の場所で補っていかなければいけないので、そこは継続してやっていかなければなと思っています。 ――試合に出るようになって、相手からスカウティングされるようになった? 「18番を離すな!」って言われると、僕もスカウティングレポートに載るようになったんだと思って、ちょっと嬉しくなりますね(笑)」 ――2試合連続での2桁得点だが、オフェンスも自分のリズムでできるようになってきた? 3ポイントはシーズンを通して良かったんですけど、試合で今まで1本ずつしか決められていなかったのが、この間は2本、今日は3本決めれて、本当に自信を持って打てていると思います。2ポイントの確率はもっと上げていかなければいけないと思ってますけど、シュートのタッチ自体は全然いいです。これからシュートの確率が上がっていく分、相手のマークも厳しくなっていき、そうなったらドライブからのフィニッシュ力が大事になってくると思うので、そこは自分の今後の課題として修正していきたいと思っています。 ――今は楽しい時期を過ごせている? めちゃくちゃ楽しいです! ――出場時間の増加に伴い、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)といったビッグネームとも対戦するようになったが、これらの対戦を通して自分の成長は感じる? 怪我人がいるとはいえ、ローテーションの1人として出ている時点で、自分の成長を感じることができますし、そのなかで少しずつではあるんですけど、結果も残せてきていると思います。チームが求めていることができていると思いますし、試合を重ねるごとに自分が成長していっているなとは感じています。 ――この間、カイル・ラウリーが言っていた、ボビー・ウェブスター(渡邊と顔が似ていると言われるラプターズGM)というニックネームは浸透している? 呼ばれたことないですよ(笑)。(ラウリーは)いつもジョークを飛ばして、本当に面白い人間なので、一緒にいてめちゃくちゃ楽しいです。