2020-21シーズンのシックスマン賞候補を米記者がランキング

NBAにおいてシックスマンという役割は、チームに勢いをもたらし、試合の流れを変える存在として非常に重要視されている。 シーズンを通して活躍したシックスマンには、最優秀シックスマン賞が贈られるが、開幕から約1か月が過ぎた現時点では、どの選手が候補に挙がっているのだろうか。『OrlandoMagic.com』のジョシュ・コーヘン記者は、日本時間1月20日(現地19日)までに行われた試合で目立った活躍を見せている10人のシックスマンを選出。それぞれを1〜10位までランクして紹介している。 そのランキングで1位に選ばれたのは、ユタ・ジャズのジョーダン・クラークソンだ。クラークソンは今季13試合で平均17.5得点、4.6リバウンド、1.8アシストを記録しており、2桁得点を逃したのは1試合のみと、ここまで抜群の安定感を披露している。 クラークソンの「最も印象的」なポイントとして、コーヘン記者は3ポイントシュートの精度向上を挙げている。シーズン通算で過去1度も成功率4割を超えたことがなかったが、今季は42.9%と好調なクラークソンに対し、「最高のシーズンを送っている」とコーヘン記者は賛辞を送った。 クラークソンに次ぐ第2位に選出されたのは、フィラデルフィア・76ersのシェイク・ミルトン。今季平均16.9得点、3.7アシスト、1.2スティール、FG成功率50.4%と、多くの項目で自己ベストを更新するミルトンを、コーヘン記者は「シックスマン賞だけでなくMIP賞の候補」と称賛している。 コーヘン記者は続く第3位に、地元マジックのテレンス・ロスをピックアップしている。シーズン最初の7試合で平均20.7得点と爆発。それ以降は平均11.3得点とクールダウンしているが、マークマンをFG成功率40.2%に抑えている守備力は過小評価されていると訴えた。 4位以下には、トロント・ラプターズのクリス・ブーシェイ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのエリック・パスカル、昨季シックスマン賞に輝いたモントレズ・ハレル(ロサンゼルス・レイカーズ)や新人のラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)らがリスト入り。 シーズンはまだまだ序盤戦だが、選出された選手たちはこの調子を維持することができるのか。はたまた別の選手が活躍を見せるのか。今後のシックスマンたちのプレイに注目したい。 コーヘン記者によるトップ10リストは以下の通り。成績は全て日本時間1月19日時点のもの。 1位:ジョーダン・クラークソン(ユタ・ジャズ) 平均25.0分、17.5得点、4.6リバウンド、1.8アシスト、1.0スティール 2位:シェイク・ミルトン(フィラデルフィア・76ers) 平均26.6分、16.9得点、1.8リバウンド、3.7アシスト、1.2スティール 3位:テレンス・ロス(オーランド・マジック) 平均27.8分、16.4得点、2.7リバウンド、1.7アシスト、1.1スティール 4位:クリス・ブーシェイ(トロント・ラプターズ) 平均23.8分、16.1得点、7.0リバウンド、1.1アシスト、2.5ブロック 5位:エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) 平均19.4分、12.3得点、3.4リバウンド、1.3アシスト 6位:モントレズ・ハレル(ロサンゼルス・レイカーズ) 平均24.5分、14.0得点、4.5リバウンド、0.9アシスト 7位:パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ) 平均25.3分、14.7得点、1.6リバウンド、3.1アシスト 8位:ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ) 平均25.2分、11.8得点、6.8リバウンド、6.1アシスト、1.5スティール 9位:カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ) 平均24.9分、12.2得点、3.1リバウンド、1.2アシスト、0.9スティール 10位:キャメロン・ジョンソン(フェニックス・サンズ) 平均23.1分、12.2得点、3.3リバウンド、1.6アシスト

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