ヒューストン入りが遅れるなど、何かと話題を振りまいているヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンには、様々なトレードの噂が出ている。そんななか、『マイアミ・ヘラルド』紙のバリー・ジャクソン記者が、ハーデンとマイアミ・ヒートは互いに興味があると報じている。さらに、トレードのためなら2年目のタイラー・ヒーローを交換要員に加えることも辞さないというのだ。 ジャクソン記者は、ハーデンがトレードに応じるチームとして、ヒート、ブルックリン・ネッツ、フィラデルフィア・76ersを挙げていることも記している。先月、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者はハーデンが年5000万ドル級の延長契約を固辞し、ネッツでカイリー・アービングやケビン・デュラントとプレイする道を探っていると報じていた。ただし、ロケッツとしてはハーデンとの契約が2年残っているため、決して急いで動きを起こす必要はない。 もしヒートが進境著しいヒーローを交換相手に加えたら、ネッツとシクサーズに対して優位に立てるはずだ。昨季ヒーローはプレイオフで平均16.0得点、5.1リバウンド、3.7アシストを記録し、チームのファイナル進出に貢献した。 将来性のあるヒーローを手放すのは惜しいが、ハーデンは毎試合30点を稼げる得点力がある現役最高峰のスコアラーだ。ハーデンを獲得すればジミー・バトラー、バム・アデバヨと強力なオールスタークラスのビッグ3が完成し、さらなるステップアップも見込める。ロケッツとヒート、それぞれ今後どのような決断を下すのだろうか。