サンアントニオ・スパーズから完全FA(フリーエージェント)となったマルコ・ベリネリは、新シーズンの活躍の場をNBAではなく、イタリア1部セリエAにすることを決断した。古巣でもあるヴィルトゥス・ボローニャが公式サイトで契約合意を報じている。 イタリア出身のベリネリは母国で実績を積んだのち、2007年のNBAドラフト1巡目18位でゴールデンステイト・ウォリアーズに入団。高精度のジャンパーを武器に、その後トロント・ラプターズ、ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、シカゴ・ブルズ、スパーズ、サクラメント・キングス、シャーロット・ホーネッツ、アトランタ・ホークス、フィラデルフィア・76ersと計9チームを渡り歩いてきた。 NBAキャリア13年で通算860試合に出場し、平均9.7得点、2.1リバウンド、1.7アシスト、3ポイント成功数1216本、3ポイント成功率37.6%をマーク。スパーズ在籍時の2014年には、名将グレッグ・ポポビッチの下でリーグ優勝も経験した。 昨季開幕時点では残留を希望しているとも言われていたが、イタリア1部ヴィルトゥス・ボローニャが11月26日(日本時間27日)、2023年6月30日までの3年契約で合意したことを公式サイトで発表した。 ベリネリはプロキャリアをスタートさせた古巣復帰に際し、「ヴィルトゥス・ボローニャのプロジェクトにはすぐに興味を持った。とても刺激的で、チームに貢献できると確信している」とコメントを寄せている。 ヴィルトゥス・ボローニャには2017-18シーズンから2年間、ロサンゼルス・クリッパーズに在籍したミロシュ・テオドシッチが在籍しており、ベリネリにとっても頼れる相棒となりそうだ。