日本人史上2人目のNBAプレイヤーである渡邊雄太が、トロント・ラプターズのトレーニングキャンプに参加する見込みだという。 渡邊は2018年7月にメンフィス・グリズリーズと2年間の2WAY契約を締結。これまで傘下のGリーグチームであるメンフィス・ハッスルを主戦場に、本契約を勝ち取ることを見据えて戦ってきた。 Gリーグでは2年間で通算55試合(先発54試合)に出場し、平均15.4得点、6.7リバウンド、2.3アシスト、1.0スティール、1.1ブロックを記録。NBAでは通算33試合(先発なし)で平均2.3得点、1.5リバウンド、0.4アシストだった。 今オフに契約が満了となり、制限付きFA(フリーエージェント)となったなか、新天地行きを懸けた挑戦がスタートするようだ。地元トロントのフランス語週刊紙『L'Express』のマイク・ラヴィオル記者は、自身のツイッターで「アリゼー・ジョンソン、渡邊雄太、ヘンリー・エレンソンがラプターズのトレーニングキャンプに参加する」と伝えている。 2018年のドラフトで2巡目全体50位指名を受けたマルチフォワードのジョンソン、NBA通算81試合に出場している23歳のPFエレンソンとともに、渡邊はラプターズのトレーニングキャンプに参加する見込みだという。 カナダのトロントに拠点を置くラプターズだが、新型コロナウイルスの影響による移動制限も踏まえ、新シーズンはフロリダ州タンパを臨時の本拠地として開幕することを発表している。