レイカーズ新加入のウェスリー・マシューズ、故コービー・ブライアントとの逸話を披露

今オフにロサンゼルス・レイカーズに加入したベテランガードのウェスリー・マシューズが、11月24日(日本時間25日)に行われたビデオ会見で、今年1月にヘリコプター墜落事故で亡くなったレイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントにまつわる逸話を明かした。 マシューズは、ポートランド・トレイルブレイザーズ時代の2015年3月5日(同6日)にアキレス腱を断裂。その時に、自身も同じ怪我の経験を持つブライアントが、わざわざアドバイスの電話をかけてきたという。マシューズが、当時を涙ながらに振り返り語った内容を、『Los Angeles Times』のブロデリック・ターナー記者が伝えている。 「その時に僕を助けてくれた人の1人が、今は亡きコービーだった。彼から電話がかかってくるなんて信じられなかった。彼は僕の電話番号を知らなかったはずだし、それ以前に彼とは連絡を取ったこともなかった。知らない番号から電話がかかってきたから、僕は車を停めて電話に出たんだ。その電話の主はコービーだった。彼は自身の経験から学んだことを話してくれて、僕はその言葉をモチベーションに変えることができた。彼はとても真摯に語ってくれたからね」 ブライアントは2013年4月14日(同15日)の試合中にアキレス腱を断裂。足を引きずりながらも、その直後にフリースローを2本成功させてからコートを去ったことはファンの間で語り草となっているが、この怪我以降ブライアントが本来の姿を取り戻すことはなかった。それだけに、同箇所を負傷したマシューズを放っておけなかったのかもしれない。 「彼は、(アキレス腱断裂からの復帰が)『とても大変で、とても辛いことだ』と教えてくれた。それは、あの時点では知りたくなかったことかもしれない。でも、それは僕にとって必要な言葉だった。オブラートに包んだ言葉は、僕には必要ないからね。僕は、これから何が僕を待ち構えていて、僕がどうすべきかを知りたかった。コービーはいつでも僕にアドバイスをくれた。だから、僕は他の人々にアドバイスを与えられる人間になりたいと思っているんだ」 その後マシューズは、負傷から1年も経たない間に復帰。怪我明けの2015-16シーズンで78試合に出場し、平均12.5得点、3.1リバウンド、1.9アシストと見事復活を果たした。 34歳となったマシューズは、恩人ブライアントが栄光を築いたレイカーズでどのようなプレイを見せてくれるのだろうか。

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