ロサンゼルス・クリッパーズのサム・キャセールAC(アシスタントコーチ)が、フィラデルフィア・76ersのACに就任する可能性が高まっているようだ。『NBC Sports Philadelphia』のアダム・ヘルマン記者らが報じている。 ヘルマン記者によれば、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)がクリッパーズを退任したあと、リードアシスタント的な存在だったキャセールACとタロン・ルーACが次期HCの面談を受けたが、チームが選んだのはルーACのほうだった。 76ersに移籍したリバースHCは、これまでに、メンフィス・グリズリーズやサクラメント・キングスでHCの経験があるデイブ・イェーガー氏や、インディアナ・ペイサーズの元ACでディフェンス戦略のスペシャリストとして知られるダン・バーク氏をアシスタントに登用しており、さらにこのメンバーに気心の知れたキャセールACを加える構えだ。 76ersは、ヒューストン・ロケッツの元ゼネラルマネージャーのダリル・モーリー氏を新球団社長に任命し、近日中にサインする見込み。フロントオフィスにもさらなる手を加えようとしているとの噂もある。 『The Process』というスローガンを掲げて毎年着実に力をつけてきた76ersだったが、2019-20シーズンは期待を大きく下回る結果に終わった。ジョエル・エンビードとベン・シモンズを中心としたチーム作りの方針は変わらないと予想されるが、選手、コーチ陣、フロントオフィスを大幅に刷新して抜本的なチーム改革に乗り出すようだ。