名将ジョージ・カールがカーメロ・アンソニーの2011年ニックス移籍を回顧「ナゲッツにとってベストトレード」

カーメロ・アンソニーは2011年2月22日(日本時間23日)、7年半を過ごしたデンバー・ナゲッツから電撃トレードで故郷ニューヨークを本拠地とするニックスへ移籍し、大きな話題を呼んだ。2012-13シーズンまでナゲッツで指揮を執った名将ジョージ・カールは、チームにとって正しいトレードだったと見解を述べている。 歴代6位の通算1175勝を誇るカールは、ショーン・ケンプ&ゲイリー・ペイトンを擁したシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)、レイ・アレン&グレン・ロビンソン&サム・キャセールのトリオがいたミルウォーキー・バックスを率いたのち、2004-05シーズンから8年間にわたってナゲッツでHC(ヘッドコーチ)を務めた。 ナゲッツはアンソニーを軸に、プレイオフ1回戦の壁を破った2008-09シーズンにはカンファレンス決勝に進出したが、ロサンゼルス・レイカーズにシリーズ2勝4敗と屈して敗退。2010-11シーズン途中にニックス、ミネソタ・ティンバーウルブズが絡む大型トレードでアンソニーはニックスへと放出された。カールは自身のツイッターで、当時の移籍劇をこのように振り返っている。 「約10年前、メロはナゲッツからニックスへトレードされた。あのトレードはいまだに正しい評価がされていない。私はナゲッツにとって、NBAでの歴史上ベストトレードの一つだったと確信している」 契約延長へのサインを拒否し、トレードを要求したとの噂が浮上していたアンソニーは、チャウンシー・ビラップスらとともにニックス行きとなり、ナゲッツは代わりにウィルソン・チャンドラー、レイモンド・フェルトン、ダニーロ・ガリナーリ、ティモフェイ・モズゴフ、2012年と13年のドラフト2巡目指名権、14年と16年のドラフト1巡目指名権、金銭を獲得。カールが指揮を執った2012-13シーズンまでは、チーム力を武器としたスタイルに移行した。その後、5年間プレイオフに進出できない時期が続いたが、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーの二枚看板を武器に、再びウエストの強豪に復活している。 カールのツイートに対しては否定的な意見も飛んでいるが、本人は「君はどんな事実を知っているんだ?」「じゃあ、2013年までのなかで記録的なトレードは何?」と返答しており、自分の主張を曲げない姿勢を貫いている。

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