カワイ・レナードがフロントにポイントガード補強を要求？　“コート上の指揮官”の必要性を米識者が指摘

ロサンゼルス・クリッパーズは今季、優勝候補の一角に挙げられながら、カンファレンス準決勝敗退と期待を大きく裏切ってしまった。大黒柱のカワイ・レナードは、逆襲に向けてポイントガード強化の必要性を考えているようだ。 『ESPN』の人気コメンテーターであるスティーブン・A・スミス氏は、同局の番組『First Take』でこのように語っている。 「カワイ・レナードはクリッパーズのフロントオフィスに対し、個人的にポイントガードについて要求している。それはパトリック・ベバリーがチームを去ることを意味してはいない。彼の守備能力はとても使い勝手が良い。ただ、クリッパーズは攻撃面において、彼らのスター選手たちに均等にボールを配分するコート上の指揮官を探さないといけない」 クリッパーズの先発ポイントガードを務めるベバリーは、タフな守備を大きく評価されている一方、オフェンスでボールに絡むことは決して多くない。今季の成績を見てもレギュラーシーズンで平均7.9得点、5.2リバウンドに挙げているのに対し、アシストは3.6本にとどまっている。 そしてクリッパーズには、レナードとポール・ジョージの2枚看板に加え、リーグ最強シックスマンの1人であるルー・ウィリアムズなど得点能力に優れた選手たちが並ぶ。その能力を最大限に発揮させるためには、バランスよくパスを散らし、ゲームコントロールに長けた司令塔が必要となる。 今オフのクリッパーズの補強戦線において、ポイントガードでどんな動きを見せるのかは興味深いところだ。

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