今季終了後にプレイヤーオプションを破棄してFA(フリーエージェント)になることが予想されるナゲッツのジェレミー・グラントの獲得に、フェニックス・サンズ、デトロイト・ピストンズ、アトランタ・ホークスが興味を示しているようだ。 グラントは、昨年7月にトレードでオクラホマシティ・サンダーからデンバー・ナゲッツに加入すると、今季レギュラーシーズンで平均12.0得点、3.5リバウンド、1.2アシストを記録。プレイオフでは怪我のウィル・バートンに代わって先発に入り、攻守でチームのカンファレンス決勝進出に貢献し、評価を高めた。
地元紙『Denver Post』のマイク・シンガー記者によれば、グラント側はオプション行使をした場合の年俸930万ドル(約9億8000万円)から大幅昇給となる、1400〜1600万ドル(約14億7000〜16億8000万円)規模の契約を狙っているという。 また、シンガー記者は、グラントの獲得にはサンズ、ピストンズ、ホークスが興味を持っていると報道。この3チームには、グラントを獲得できる分の余裕がサラリーキャップにあると同記者は分析している。 現在26歳とグラントは、年齢的にこれからキャリアのピークを迎える選手。両フォワードポジションだけでなく、時にはスモールラインナップのセンターを務めることもできる。また、直近2シーズンでは通算成功率39.1%と3ポイントシュートでも結果を残しており、様々な戦術への適応力も高い。チーム、本人ともに残留を望んでいるとされているが、どのような決断を下すのか注目だ。