シカゴ・ブルズは9月22日(日本時間23日)、オクラホマシティ・サンダーのビリー・ドノバン前HC(ヘッドコーチ)を新指揮官として招聘したことを公式サイトで発表した。 バスケットボール運営部門副代表であるアルトゥラス・カルニショバス氏は、新HC誕生に伴い、チームを通じてこのようにコメントしている。
「私たちはビリー(ドノバン新HC)と彼の家族をシカゴ・ブルズに迎えることを非常に嬉しく思います。キャリアを通じて彼が収めてきた成功は、彼がトップレベルの指揮官である証です。選手が潜在能力を発揮できるよう支援することに長けた能力が、私たちのロースターと上手くフィットしていると感じています。選手としても指揮官としても、彼はあらゆる面で勝利を収めてきました。これがシカゴでも続くことを願っています」 2015年にサンダーのHCに就任したドノバンは、5シーズンで通算243勝157敗(勝率60.8%)をマーク。5年契約が満了を迎えた今季限りで退任することで互いに合意したと9月8日(同9日)に発表されていた。 一方のブルズは、2シーズンにわたってチームを指揮したジム・ボイレン前HCを8月14日(同15日)に解雇。今季カンファレンス11位(22勝43敗)でプレイオフ進出を逃したチームは、再建に向けて新HC獲得に動いていた。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、フロントがドノバンの採用を強く推し、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)を顧客として抱える『Wasserman Media Group』所属で、ドノバンを担当する代理人のオリバー・ウィンターボーン氏を通して9月22日(同23日)に契約に至ったという。 フロリダ大学で計19年間指揮を執った55歳のドノバンは、フロリダ大を全米屈指の強豪校に育て上げ、NCAA全米トーナメントで2度の全米制覇(2006、2007年)を成し遂げている。