西アフリカからアメリカに移住し、現在はNBAスターとして活躍するフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードが、アンダーアーマーから自身初のシグネチャーシューズ『UA Embiid One』をリリースする。その第一弾カラーである『Origin』には故郷カメルーンへの想いを込めたようだ。 エンビードは『SLAM Kicks』のインタビューで、自身のルーツを含めてシューズへの思いを語っている。
「そこからすべてが始まった。俺はそこで生まれた。カメルーン人なんだ。家族は今もそこに住んでいる。カメルーンは俺が生まれた場所であり、育った場所であり、バスケットボールを始めた場所だ。俺はカメルーンであらゆることを経験した。だから、このシューズの最も重要なポイントはカメルーンなんだ。このシューズのデザインには、カメルーンを感じさせる様々な要素が散りばめられている」 『UA Embiid One』にはアフリカと北米の要素が融合されているほか、タンの部分には出身校のカンザス大のロゴも配置され、シンプルながらも「エンビードのブランド」ということが確実に伝わるデザインになっていると「yahoo! sports」のビンチアン・ンゴムシー記者は伝えている。 2014年のNBAドラフト1巡目全体3位指名で76ersに入団したエンビードは、度重なる怪我に悩まされながらもキャリア通算で1試合平均23.9得点、11.5リバウンド、3.1アシストを記録し、NBAオールスターにも3年連続で選出されている。初のシグネチャーシューズ発売を機にさらなる飛躍を遂げたいところだ。