「NBA Rakuten」は日本時間9月21日(月)午前8時30分より、デンバー・ナゲッツとロサンゼルス・レイカーズによるウェスタン・カンファレンス決勝第2戦を配信する。第1戦はアンソニー・デイビスが37得点10リバウンドと大暴れしたレイカーズが、最大27得点のリードを奪い126-114で勝利。ここではシリーズ第2戦の注目ポイントを紹介する。
第1戦でナゲッツが敗戦した要因には、ポストシーズンでここまで平均25.1得点、10.5リバウンド、5.7アシストをマークしている“ジョーカー”ことニコラ・ヨキッチの苦戦が挙げられる。ドワイト・ハワードをはじめとしたレイカーズのフィジカルなディフェンスに手を焼き、フラストレーションが溜まった結果、第2Q(クォーター)残り7分20秒で3つ目のファウル。最大の武器であるヨキッチとジャマール・マレーのピック&ロールが使えなくなったチームはリズムを失い、徐々にリードを広げられてしまった。出場時間25分で21得点、6リバウンド、2アシストと活躍していただけに、第2戦ではヨキッチがファウルトラブルを避けることが必須となる。 また、ナゲッツが弱点の一つとして露呈したのが、サポーティングキャストの得点力不足だ。初戦ではスタメン5人のうちヨキッチ、マレー以外は2桁得点が1人もおらず、ファウルトラブルで両選手がベンチへ下がった後はオフェンスの停滞が顕著だった。第2戦では、ジェレミー・グラント、ギャリー・ハリス、マイケル・ポーターJr.などの奮起に期待したい。
圧勝したレイカーズは、ベンチから出場のハワードとラジョン・ロンドの存在が大きかった。ハワードはカンファレンス準決勝のヒューストン・ロケッツ戦では、相手のスモールラインナップに対応するため、シリーズを通して出場時間がわずか16分とほぼ活躍の場がなかっただが、ナゲッツとの第1戦では16分の出場で13得点を記録。マッチアップしたヨキッチも「彼がチームを勢いづけた」と、攻守で貢献したハワードの活躍を認めている。 ロンドも、出場21分で7得点、9アシストとオフェンスをしっかりコントロール。『TNT』のインタビューで「俺の仕事はポイントガードとして、どういうプレイが正しいかを示すこと」と冷静に自分の役割を語った34歳の司令塔は、怪我から復帰以降6試合で平均10.0得点、7.3アシスト、2.0スティールと存在感を示している。レイカーズはこのプレイオフ9勝2敗と好調だが、それぞれの仕事を遂行するベテラン勢の活躍が大きく影響していることは間違いない。 経験値の差で再びレイカーズが上回るのか、はたまたナゲッツがリベンジを果たすのか。第2戦の結末を見届けよう。 ※BASIC PASSではカンファレンス決勝以降、奇数試合(第1戦、第3戦、第5戦、第7戦)をライブ、偶数試合(第2戦、第4戦、第6戦)は見逃し(VOD)にて配信する。