9月17日(日本時間18日)に行われたシーズン最後のプレス・カンファレンスで、トロント・ラプターズのマサイ・ウジリ球団代表が今オフの最優先事項がフレッド・バンブリートの再契約であることを明かした。 2016年にドラフト外からラプターズに入団したバンブリートは、控えポイントガードとしてチームにエナジーとタフネスを与える存在として頭角を現し、2019年の優勝にも大きく貢献した。先発に昇格した今シーズン、バンブリートは54試合で、1試合平均17.6得点、3.8リバウンド、6.6アシスト、3ポイントシュート成功率39.0%を記録し、プレイオフでもチームのピンチを幾度となく救う活躍を見せた。
ラプターズからは今オフにバンブリート、マルク・ガソル、サージ・イバカ、ロンデイ・ホリス・ジェファーソンといった主力選手が完全FAになる。そんななかウジリ球団代表は、「フレッドが優先される。最優先事項だ」とコメントしたと、『TSN』のジョシュ・ルーベンバーグ記者は伝えている。 しかし、『NBC Sports』のカート・ヘリン記者は、ラプターズが今オフの契約について慎重な判断をすると予想している。ラプターズは、2021年のオフに完全FAになるヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の獲得を検討しているため、それまではサラリー総額を節約する可能性があるからだ。 すでにバンブリートには、ニューヨーク・ニックス、デトロイト・ピストンズなどが獲得を狙っているとの噂が上がっている。そんななか、引き止めるためには相応の契約金額を提示する必要があるが、ラプターズはどういった判断をするのだろうか。