2008年にボストン・セルティックスを優勝に導いたNBAレジェンドのケビン・ガーネットが、右足首捻挫から復帰を目指すゴードン・ヘイワードがチームに戻ることが、必ずしもプラスにはならないとの考えを示した。 ヘイワードは、8月17日(日本時間18日)に行われたフィラデルフィア・76ersとのプレイオフ1回戦初戦で右足首を捻挫して全治4週間と診断された。順調な回復を見せており、9月17日(同18日)のマイアミ・ヒートとのカンファレンス決勝第2戦前には「Doubtful(出場が怪しい状態)」までステータスが格上げされていた。
『USAトゥデイ』のクウェントン・S・アルバーティ記者とのインタビューで、ガーネットはヘイワードの復帰がセルティックスに与える影響について語っている。 「俺はゴードンのことが大好きだ。だが、成長を遂げたジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムと、彼がフィットするかどうかは分からない。1チームに3人も素晴らしい選手がいることになるわけだからね。彼は若い2人に合わせようと努力していたが、フィットしていなかったような気がする。そして、彼がいない間にマーカス・スマートが台頭し、ケンバ・ウォーカーもセルティックスでの役割を見出してきた。ブラウン、テイタム、スマート、ウォーカーの4人、もしくはそのうちの3人で、セルティックスは上手く機能しているように見えるんだ」 ガーネットは「俺はコーチでも何でもない」とし、あくまで自分の独自見解だとも断っている。 「俺はただの傍観者で、エナジーとケミストリーの申し子だ。俺は、ゴードンがいない間にセルティックスが良いプレイをしていると思っているだけだ」 実際、大熱戦となったトロント・ラプターズとのカンファレンス準決勝を制したセルティックスは、十分機能しているように見える。ファシリテーター(アシスト役)もこなせるヘイワードがチームに戻ることは、ヒートとのシリーズの行方を左右するターニングポイントになるかもしれない。