ミルウォーキー・バックスは9月2日(日本時間3日)に行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝第2戦で114対116と敗れ、シリーズ2連敗スタートとなった。エースのヤニス・アデトクンボが決勝フリースローを献上する形となったが、後悔はしていないと前を向いた。 『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者によれば、今季自身初の最優秀守備選手に輝いたアデトクンボは、「個人的には正しいプレイだったと思う」と振り返ったという。 「ジミーにタフショットを打たせようとした。レフェリーからはそこで接触があったと言われた。結果は結果さ。常に自分たち次第。そのために練習して、ゲームプランを実行している。だからハードにプレイするし、シュートを決めないといけない。レベルアップして、同じミスを繰り返さないことが大事だ」
最大13点差をつけられるなど苦しい展開を強いられたバックスは、レギュラーシーズンでリーグ最高勝率の意地を見せて終盤に猛追。第4クォーター(Q)残り4.3秒にクリス・ミドルトンがフリースロー3本を決めてついに114対114の同点に追いついた。 そしてヒートのポゼッションで迎えた残り1秒、バトラーとマッチアップしていたウェスリー・マシューズがドライブを許しそうになった瞬間、アデトクンボは猛スピードでカバー。ステップバックジャンパーに対して手を伸ばし、着地する瞬間にバトラーの体に触れてしまい、シューティングファウルでフリースロー2本を献上してしまった。 この時点で試合の残り時間は0秒。バックスは第4Q序盤にチャレンジを要求していたためチャレンジもできず、バトラーにフリースローを2本決められて万事休すとなった。 『ESPN Stats & Information』によれば、レギュラーシーズン最高勝率のチームが7回戦制で0勝2敗と劣勢を強いられるのはバックスで史上12回目。過去11チームはすべてシリーズ敗退を喫している。アデトクンボ擁するバックスは不吉なジンクスを跳ね除け、逆転でのカンファレンス決勝進出を果たせるのか。運命の第3戦は9月4日(同5日)に行われる。