選手とオーナーの橋渡し役を担ったマイケル・ジョーダン「今は選手たちの話を聞くことが重要」

米ウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性銃撃事件を受け、ミルウォーキー・バックスの選手が8月26日(日本時間27日)の試合をボイコットしたのを発端に、NBAは26日、27日(同28日)に予定されたプレイオフ6試合の延期を発表した。その後、リーグ、選手、そしてオーナーたちが話し合いを行い、その結果プレイオフは29日(同30日)から再開されることが濃厚と報道されている。 『ESPN』のジャッキー・マクマラン記者は、この話し合いにおいて、NBAレジェンドで現在シャーロット・ホーネッツのオーナーであるマイケル・ジョーダン氏が、選手側とオーナー側の橋渡し役として大きく貢献したと伝えている。 27日(同28日)の朝、チームオーナーたちで行われたオンライン会議でジョーダン氏が「今は対話ではなく、選手たちの話を聞くことの方が重要だ」と語ったとした。 このオーナー会議でのジョーダン氏の役割について、「マイケルは、選手側とオーナー側の橋渡し役としては最適な人物だ。現役時代の彼は本当に素晴らしい選手で、何度もNBAチャンピオンになった。そして今、彼はスモールマーケット・チームのオーナーをしている。だから、彼は選手とオーナーの両方からとても信頼されているんだ」とリーグ職員が語ったとをマクマラン記者は伝えている。 さらにマクマラン記者は、ジョーダン氏がオーナー会議に先立ち、NBA選手会代表のクリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)と、ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルックと共に、社会正義を獲得する方法や、「プレイオフを中止することで選手たちが望む結果は得られるのか」といった内容について話し合ったとしている。 ジョーダンの働きかけもあり、ひとまずプレイオフは再開されることになったが、選手とオーナーは今後どうやって社会正義や人権問題について取り組んでいくかを協議している。

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