長年人権問題に取り組んできたレジェンドのビル・ラッセルが、ボイコットについて言及「誇りに思う」

米ウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性銃撃事件を受け、ミルウォーキー・バックスの選手たちが8月26日(日本時間27日)の試合をボイコットしたのをきっかけに、同日、そして翌27日(同28日)に予定されていたプレイオフ計6試合が延期となった。 この選手たちの行動について、1950年代から1960年代にかけてボストン・セルティックスで活躍したNBAレジェンドのビル・ラッセル氏が自身のツイッターで見解を示した。 ラッセル氏は、『ラッセルは、黒人の人権を訴えるためにバスケットボールを辞める覚悟がある』というタイトルの当時の新聞記事の画像と共に、以下のようにツイートしている。 「昨日、NBAの選手たちがやった事と同じような事を、私は1961年にやった。私は、こういった重要な決断を下す際の気持ちを理解できる数少ない人間の1人だ。私は、この若者たちを本当に誇りに思っている。彼らの行動で、当時の出来事を思い出した」 ラッセル氏は、現役時代から長きにわたり黒人の人権問題について取り組んできたことで知られている。『NBC Sports Boston』のニック・ゴス記者によると、今よりも黒人差別が激しかった1961年には、チームメイト、そして対戦選手と共同して、レキシントンで開催予定だったエキシビション・マッチをボイコットしたこともあるそうだ。 人権問題改善のため、実際に試合をボイコットをした経験を持つラッセル氏の言葉により、選手たちが行動を起こした意味が世界中の人々の心に一層強く響くかもしれない。

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