NBAがプレイオフ再開に前進か、8月27日（日本時間28日）開催予定の3試合は延期も翌日以降に実施予定

8月26日（日本時間27日）、ミルウォーキー・バックス対オーランド・マジック、オクラホマシティ・サンダー対ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ対ロサンゼルス・レイカーズの延期が決まって以降、先行きが不透明だったプレイオフだが、今週末から再開されそうだ。複数のメディアによると、選手たちは今週末からプレイオフを再開させることを決意したという。 事の発端は、ウィスコンシン州の警官による黒人男性銃撃事件への抗議だ。同州に本拠地を構えるバックスが事件への抗議として試合をボイコット。その後、同日行われる予定だった3試合の延期が決定し、27日（同28日）以降の開催についてリーグの動向が注目されていた。 そんななか、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、理事会と選手会の会合が実施された27日（同28日）に、「情報筋によると選手たちはプレイオフを再開させることを決断。27日の3試合は延期となり、再開時期について話し合いが続いている」と自身のツイッターにて報じた。 また同氏は、同日に選手たちがNBAチームのオーナーたちと、社会正義の問題などに関して今後どのようなアクションを取っていくかを議論すると伝えている。 なお、26日（同27日）に3試合の延期が決定した際、NBA選手会のミシェル・ロバーツ事務局長はNBAの決断について、以下の声明を発表していた。 「シーズン再開以降、選手たちは体系的な正義を求める姿勢を貫いてきました。しかし今週、ウィスコンシン州ケノーシャで29歳のジェイコブ・ブレイク氏が撃たれるという、これまでも何度も見せられてきた残虐な光景を、またも目にすることとなりました。選手たちは、この問題について黙ってはいないということを、改めて明らかにしたのです。私たちは、この不正に抗議するという形をとったミルウォーキー・バックスの選手たち、今日の試合をすべて延期するという決断を支持します」