8月23日(日本時間24日)に行われたボストン・セルティックスとのプレイオフ1回戦の第4戦を110対106で落とし、スウィープでプレイオフから敗退したフィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)がブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)を解雇した。 『The Process』という標語を掲げ、ジョエル・エンビードとベン・シモンズという若手スター選手を中心に数か年計画で優勝を目指してきたシクサーズだったが、今シーズンは43勝30敗という前評判を下回るレギュラーシーズンの成績に終わり、プレイオフでも早々に姿を消した。
ブラウンHCは、2013年にヘッドコーチに就任したシクサーズで221勝344敗という成績を記録。同氏の解雇を決断したシクサーズのエルトン・ブランドGM(ゼネラルマネージャー)だが、リーグ下位に低迷していたチームをイースタン・カンファレンスの上位にまで引き揚げた功績は高く評価しているようだ。 シクサーズが公式サイトで発表した声明文の中で、ブランドGMは「私は、1人の人間性として、そしてプロフェッショナルとして、ブレットのことを非常に尊敬している。球団とフィラデルフィアの街のために尽くしたブレットに感謝したい。彼はシクサーズのヘッドコーチとして、若手の育成、3年連続プレイオフ進出といった数々の功績を残した。残念ながら我々は今年の目標には届かなかったが、新たな方向に進むことが正しい判断だと信じている」とコメントしている。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、シクサーズの次期ヘッドコーチの最有力候補には、ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーAC(アシスタントコーチ)の名前が挙がっているようだ。