トロント・ラプターズの司令塔カイル・ラウリーは、8月23日(日本時間24日)に行われたブルックリン・ネッツとのプレイオフ1回戦第4戦で足首を痛めて途中交代。チームは公式サイトにて、左足首の捻挫と診断されたことを発表した。状態については今後アップデートされるという。 ラウリーは第1Q(クォーター)残り3分13秒、ファーストブレイクを仕掛けて敵陣にボールを持ち運んだが、ドリブル中にネッツのクリス・チオーザの足を踏んで転倒。タイムアウト明けもコートに立ったが、左足を引きずる場面が目立ち、最終的に自らファウルをして試合を止めて、ロッカールームへと下がった。
ラプターズはその後、大量150点を記録して球団史上初となるスウィープでの1回戦突破を達成。今季はラウリー不在の試合で12勝2敗と大きく勝ち越しているが、ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は、正司令塔抜きで今後のプレイオフを勝ち抜くことは簡単ではないと考えているようだ。 「チームのベストプレイヤーは絶対に必要だ。それは間違いない。だが、他に選択肢がほとんどないケースも、時にはある。NBAとはそういうものだし、我々はそれに慣れている。我々は、健康でプレイ可能な状態の選手だけで試合をしなければならない。それでも、勝つためのチャンスを見出さないといけない。それ以外に道はないんだ」 レギュラーシーズンで平均19.4得点、5.0リバウンド、7.5アシストを記録したラウリーは、プレイオフ1回戦の第1~3戦で平均16.0得点、8.7リバウンド、5.3アシストという活躍を見せていた。 ボストン・セルティックスと対戦するカンファレンス準決勝にラウリーは出場できるのか。リーグ2連覇を目指すラプターズにとっては大きなポイントになりそうだ。