スウィープ負けの76ers、ジョエル・エンビードが将来に言及「後悔はたくさんある」「なるようになる」

フィラデルフィア・76ersは8月23日(日本時間24日)に行われたボストン・セルティックスとのプレイオフ1回戦第4戦に106対110で惜敗した。スウィープ負けを喫してシーズン終了となり、大黒柱のジョエル・エンビードは複雑な胸中を覗かせた。 『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者によれば、エンビードは2017-18シーズンからカンファレンス準決勝の壁を越えられないフランチャイズについて問われ、「決断は下せない。俺はフィリーにいる。なるようになるさ」と回答したという。

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「俺は常にここでキャリアを終えたいと言ってきた。そうなればいいし、もしそうならなければ前に進むだけだ。俺はゴール下で支配的な存在になれるけど、チームを助けるためには常にゴール下にいるわけにもいかない。来シーズンも同じロースターなら、俺はスペースを空ける(ためにアウトサイドに出る)だろう」 76ersはベン・シモンズが8月5日(同6日)のワシントン・ウィザーズ戦で左膝を痛め、関節内の遊離体を除去する手術を受けてシーズン絶望となった。主力を欠く苦しい台所事情のなか、エンビードは第4戦の30得点を含めてプレイオフ全試合でチームトップの得点をマーク。シリーズ平均30.0得点、12.3リバウンド、1.3アシスト、1.5スティール、1.3ブロックと奮闘したが、1勝も挙げられずに1回戦で姿を消した。 76ersと3年総額9500万ドル(約100億円)の契約を残すエンビードは敗戦後の会見で、「俺はGMじゃない」と断ったうえで、過去2年のチーム補強へ疑問を匂わす発言を残している。 「2、3年前に俺たちを中心に初めてプレイオフに進出した時、チームにはドラフトされたり、フィリーで成長した素晴らしい選手がたくさんいた。その後、みんな知っている通り、ジミー(バトラー)やトバイアス(ハリス)を獲得するために、ドラフト指名権や選手たちを放出した。今年はリズムが掴めなかった。失望しているし、後悔はたくさんある。自分たちを見つめ直してステップアップするしかない」 シーズン中からエンビードとシモンズのコンビ解体も囁かれてきた76ersだが、来季に向けてメンバーの維持か、陣容のテコ入れか、その決断に注目が集まる。

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