ユタ・ジャズは8月23日(日本時間24日)に行われたデンバー・ナゲッツとのプレイオフ1回戦第4戦で129対127と点の取り合いを制し、シリーズ3勝1敗と突破に王手をかけた。 この一戦ではジャズのドノバン・ミッチェルが51得点、ナゲッツのジャマール・マレーが50得点と爆発。『ESPN Stats & Info』によれば、プレイオフの試合で両チームから45得点以上を挙げた選手が出るのはNBA史上初だったという。
ミッチェルにとっては第1戦の57得点に次ぐ50得点超え。『NBA.com/Stats』によるとプレイオフの同一シリーズで50得点以上を複数回マークするのはマイケル・ジョーダン(1988年のクリーブランド・キャバリアーズ戦)、アレン・アイバーソン(2001年のトロント・ラプターズ戦)に続く史上3人目の快挙だが、試合直後の『TNT』のインタビューで冷静な反応を示している。 「彼ら(ジョーダンとアイバーソン)はそのシリーズに勝っている。正直言って、僕はまだ何も成し遂げていない。僕たちがやったのは、第4戦に勝ったことがすべてだ。50点は50点でしかない。ただ、シリーズを勝ち抜くのに近づいてはいる。この記録に自分も加われたことは光栄だ。悪く思わないでほしい。これは恐れ多く、嬉しいことだ。ただ、僕たちはまだ勝ち抜くのにもう1つ勝たないといけない」 一方でナゲッツのマレーが挙げた50得点は、プレイオフにおけるフランチャイズ最多得点記録。ミッチェルの存在が際立っているが、マレーも今シリーズでは第1戦で36得点を叩き出しており、ナゲッツが逆転でのシリーズ突破へ巻き返すにはその活躍が欠かせない。