セルティックス関係者らがゴードン・ヘイワードの長期離脱の影響を危惧

8月17日(日本時間18日)に行われたフィラデルフィア・76ersとのプレイオフ・ファーストラウンド第1戦で右足首を捻挫したボストン・セルティックスのゴードン・ヘイワードは、約4週間離脱することになった。 今シーズン、52試合に出場して1試合平均17.5得点、6.7リバウンド、4.1アシストを記録している先発フォワードのヘイワードが、プレイオフの大事な時期に長期離脱することについて、セルティックスのダニー・エインジ球団社長はかなりの危機感を抱いているようだ。 19日(同20日)に放送された『98.5 The Sports Hub』のラジオ番組『Toucher & Rich』でエインジ球団社長が語った内容を、『NBC Sports Boston』のニック・ゴス記者が伝えている。

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「ゴードンの怪我は、我々にとって大きな打撃だ。一般的なファンは、彼の重要性を理解していないと思う。ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカーらの派手な活躍に隠れているが、ヘイワードはファシリテーター(チームメイトを活かす選手)として、チームのオフェンスにおいて最も大きな影響力を持つ選手なんだ。彼は利他的な選手なのでボールを長く持つことはないが、チームが必要とする場面や、チームメイトが休みたい時に、力を発揮してくれる。そしてベンチのリーダーとしての役割も担っている」 また、セルティックスのOBで現在はESPNでコメンテーターをしているポール・ピアースも、ヘイワードの離脱について以下のようにコメントをしたと、『NBC Sports Boston』のデイブ・グリーン記者は報じている。 「かなりの打撃だ。今のセルティックスの選手層は、そんなに厚くない。ベンチで目ぼしい選手といったら、マーカス・スマートやエネス・カンターぐらいだろう。シクサーズとのプレイオフ第1戦では、セルティックスのベンチは合計で8得点しか取れなかった。そして、セルティックスはわずか8点差でその試合に勝利したんだ。そんな状況のなかで、得点源の1人であり、フロアを広げて外からシュートを決められるヘイワードを失うことは、セルティックスにとって大きな痛手だ。おそらく、テイタムとブラウンが今まで以上に得点することになるが、これまでの接戦ぶりと選手層の薄さを鑑みると、シクサーズとのシリーズは長期化することが予想される」 この2人の不安をよそに、シリーズ第2戦は128-101でセルティックスが大勝した。この試合で、ヘイワードに代わって先発出場したスマートは10得点を記録し、ベンチメンバーは合計で41得点を記録している。 セルティックスは、当時エースだったカイリー・アービングとヘイワードを欠く2018年のプレイオフでカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んでいるが、今年のプレイオフもチームプレイをモットーとするブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)の手腕が試されることになりそうだ。

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