かつてヒューストン・ロケッツなどで活躍した元NBA選手で、現在は『TNT』の解説者を務めるケニー・スミスが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズを高評価した。スミスがラジオ番組『Bonta, Steiny & Guru』にて語った内容を、『NBC Sports Bay Area』 のドリュー・シラー記者が紹介している。 スミスは、ウォリアーズの再建における重要な役割を担うことが期待されているウィギンズについて、「来年オールスターに選出されると思う。それほど優秀な選手だ。彼はハリソン・バーンズ(現サクラメント・キングス)がこなしていたすべての仕事ができるうえ、身体能力はバーンズよりも高い」と大絶賛。
2014年のドラフト全体1位指名でミネソタ・ティンバーウルブズに入団したウィギンズは、リーグ屈指のディフェンシブプレイヤーとして成長することが期待されていたが、プロ入り以降は伸び悩んでいた。今年2月にはトレードでウォリアーズに移籍。新天地では12試合に出場し、平均19.4得点、4.6アシスト、キャリアハイの1.4ブロックと1.3スティールをマークした。また、フィールドゴール成功率(45.7%)と3ポイント成功率(33.9%)も及第点の数字を残している。 ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、ウィギンズについて「彼はMVP候補ではないかもしれないが、素晴らしく優秀な選手だ。我々のプレイスタイルにも上手くフィットしている」と期待を寄せている。 一足先にシーズンを終えたウォリアーズだが、来季はステフィン・カリーとクレイ・トンプソンが万全の状態でプレイできる見込み。25歳のウィギンズは、再浮上を目論むチームをさらに後押しできるだろうか。