76ersのブレット・ブラウンHC、大黒柱ベン・シモンズ不在も総合力に自信「昨季以上の火力を備えている」

フィラデルフィア・76ersは8月17日(日本時間18日)から始まるプレイオフに、大黒柱の一人であるベン・シモンズを欠いた状態で挑まなければならない。それでも、ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は昨季を上回る選手層だと自信を見せている。 『NBC Sports Philadelphia』のポール・ハドリック記者によれば、ブラウンHCはシモンズの代役として先発に入るアル・ホーフォードに対し、「アルの守備における多様性は素晴らしい。フットワークが良く、スマートで、他のほとんどのセンターよりもペリメーターを広く守れる」と全幅の信頼を寄せている。

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さらに、76ersは控えガードのアレック・バークスがシーディングゲームのラスト4試合で平均20.3得点、3ポイントシュート成功率45.5%とステップアップ。新人のマティス・サイブルを先発に抜擢するプランも報じられており、選手層の厚さに指揮官も覗かせる。 「我々は昨季以上の火力を備えている。ベンが健康だったら、もっと早く答えていただろう。おそらくプレイオフでは9人のローテーションになる。我々には様々な形で貢献できる選手たちがいる」 76ersはフロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)入り後、大型司令塔のシモンズをパワーフォワードにスライドし、シェイク・ミルトンを先発ポイントガードで起用する新布陣を採用。しかし、8月5日(同6日)のワシントン・ウィザーズ戦でシモンズが左膝の膝蓋骨亜脱臼で離脱。その後、関節内遊離体を除去する手術を受け、残りのシーズン全休が見込まれている。 チームにとっては大きな痛手だが、シーディングゲームではベテランのホーフォードが代わりに先発に入り、シモンズの穴を感じさせなかった。昨オフに4年総額1億900万ドル(約116億円)で加入したホーフォードは、今季は平均11.9得点、6.8リバウンド、4.0アシストをマーク。豊富な経験を生かし、臨機応変に対応してチームに貢献している。 シモンズと並ぶ二枚看板の一人であるジョエル・エンビードを中心に、76ersは渾身の“全員バスケ”で勝ち上がりを狙う。

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