ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーが、同僚のデイミアン・リラードのことを絶賛している。『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者によると、アンソニーはリラードについて「彼は僕がこれまで一緒にプレイした中でトップだ」と語っているという。 ブレイザーズは、8月15日(日本時間16日)に行われたメンフィス・グリズリーズとのプレイイン・ゲームズ初戦に126-122で勝利。これでウエスタン・カンファレンス第8シードでのプレイオフ進出を確定させた。
シーズン再開前のカンファレンス9位から見事な逆転劇を達成したブレイザーズだが、その原動力となったのが大黒柱のデイミアン・リラードだ。11日(同12日)のダラス・マーベリックス戦で61得点を挙げるなど、シーディングゲームズでは8試合で平均37.3得点、9.6アシストの大暴れで同期間のMVPに選出。そしてプレイイン・ゲームズでのグリズリーズ戦も31得点、10アシストと見事な活躍だった。 NBA17年目のアンソニーは、ブレイザーズが通算5チーム目でこれまでジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージなど様々なトップレベルの選手たちとチームメイトだった。その中には殿堂入り選手のアレン・アイバーソンも含まれている。 しかし、ヘインズ記者によると、アンソニーは「デイムが僕にとって一番だ」と語っているという。 「彼ほどにコート上でチームを引き上げ、リーダーとしてプレイする選手はいない。彼は本当にチームメイトたちに気を配っている。彼のやっていることは傑出しているんだ。」 「AI(アイバーソン)と一緒だった時、彼はキャリアの晩年だった。何人もの偉大な選手とプレイしているけど、デイムは自身とチームメイトを高めていける。彼こそがトップだ」 リラードの周囲を引き上げる能力は、プレイイン・ゲームズのグリズリーズ戦でも存分に発揮された。試合残り20秒、ブレイザーズ3点リードの場面で、アンソニーは値千金の3ポイントシュートを決めたが、これはリラードがゴール下に切れ込んでディフェンスを引き付け、ノーマークになったアンソニーに見事なタイミングでパスを出したものだった。このシュート前まで、アンソニーはこの日3ポイント5本中成功なしだったが、重要な局面で成功。それは、リラードのナイスアシストがあってこそだった。