ニューオーリンズ・ペリカンズは、8月9日(日本時間10日)のサンアントニオ・スパーズ戦に敗れてプレイオフ出場の可能性が消滅した。大型新人ザイオン・ウィリアムソンがコンディション不良に出場時間を制限せざるを得ないことも響き、シーズン再開後は2勝4敗と低迷している。 『Nola.com』のクリスチャン・クラーク記者によると、司令塔ロンゾ・ボールは「自分がチームを失速させてしまった」と責任を感じているという。 「自分がこの低迷の大きな要因であることは分かっている。僕が良いプレイをした時、チームは勝っている。そして、シーズン再開後、僕が活躍できなかったのは明らかだ。早くに自宅へ帰ることになるけど、これに対処しないといけない」
ボールは再開後6試合で1試合平均5.7得点、7.0アシスト。3ポイントシュート26本中5本成功、シュート全体で見ても50本中13本成功(26%)にとどまっている。これはシーズン通算成績の平均11.8得点、7.0アシスト、シュート成功率40.1%に比べると低い数字だ。 ペリカンズはシーディングゲーム後にシーズン終了を迎えるが、ボールは来シーズンに向けて特にシュート力向上に取り組む予定。アウトサイドシュートに加え、リング近くでの得点力を磨くことも含まれており、本人は「守備面について多くを心配していない。大半は攻撃面についてだ」と意気込みを語っている。 来季こそペリカンズがリーグに旋風を巻き起こすためには、ウィリアムソンがシーズン開幕から全開で大暴れすることが大前提。しかし、それには司令塔ボールがその相棒として今よりレベルアップして戻ってくることも重要になる。 プレイオフ出場を逃したペリカンズだが、まだ2試合のシーディングゲームを残しており、8月11日(同12日)にサクラメント・キングス、13日(同14日)にオーランド・マジックと対戦する。