51得点と大爆発のリラード、試合終盤での重責を全う「すべてのリスクを自分が背負う」

ポートランド・トレイルブレイザーズは、8月9日(日本時間10日)に行われたフィラデルフィア・76ers戦に124対121で競り勝ち、熾烈なプレイオフ最終スポット争いに踏みとどまっている。エースのデイミアン・リラードは51得点、7アシストと大暴れし、NBA史上8人目となる同一シーズンで1試合50得点以上を5回以上記録する快挙を成し遂げた。 『USAトゥデイ』のマーク・メディーナ記者によれば、リラードはハイパフォーマンスの要因にメンタル面の充実を挙げたという。

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「メンタル面で、これらの試合を楽しんでいる。試合を通して自分を鼓舞し、集中力を維持できる選手はわずかしかいない。僕は肉体面、精神面ともにそれをできることを分かっていて、自分がそのアドバンテージを取れるのが好きだ」 リラードと言えば、前日の8日(同9日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で1点ビハインドの残り18.6秒で得たフリースローをまさかの2本連続失敗。さらに3点を追いかける残り9.5秒で放った3ポイントシュートも外すなど勝負所で力を発揮できず、チームは117対124で惜敗する苦い思いを味わった。 プレイオフ出場を争うなかで痛恨のミスは、精神面に悪影響を及ぼしても不思議はない。しかし、リラードは「まったく考えていなかった。今日、コートに戻ってくれば挽回するチャンスが来ることは分かっていた」と、気持ちをしっかり切り替えていたことを強調した。 76ers戦ではフリースローを16本中15本成功させ、残り2分25秒に3ポイントシュート、残り1分30秒にリードを6点に広げる貴重なレイアップと持ち前の勝負強さを見せ、チームを勝利に導いた。 「いつも試合終盤になると、『僕らは負けるのか、勝てるのか』とスリルを味わう自分がいることに気づく。この状況が好きなんだ。僕はすべてのリスクを自分が背負う。もし、昨日のようにあと一歩で負けたら、それを受け入れる。そして勝った時は『もう一度、これをやろう』って感じだ。楽しんでいるよ」 ブレイザーズはこれでリーグ再開後の成績を4勝2敗とし、8位メンフィス・グリズリーズ(33勝38敗)に0.5ゲーム差に詰め寄った。今後も終盤までもつれる試合が続くことが予想され、接戦を制するためには“Dame Time”(デイム・タイム)と称されるリラードの勝負強さが不可欠になる。

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