マイアミ・ヒートの新人ケンドリック・ナンは個人的な理由でフロリダ州オーランドの“バブル”(隔離地域)を一時離脱していたが、8月9日(日本時間10日)に再びバブル戻ったという。『WPLG Local 10』のデビッド・ラング氏が報じている。 シーズン再開後に4試合連続でスタメン起用されていたナンは、8日(同9日)のフェニックス・サンズ戦を欠場。『Sun Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者は、離脱理由は新型コロナウイルス関連ではないとしていた。
ラング氏のリポートによれば、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はナンがバブル内に戻ったと語ったという。バブル外へ出たことで、NBAが定める隔離期間やコロナウイルス検査をクリアする必要があるものの、16日(同17日)あるいは17日(同18日)から開催されるプレイオフまでに戦線復帰を果たせる見込みのようだ。 ドラフト外でヒートに入団したナンは今季、チーム4位の平均15.2得点、2.7リバウンド、3.3アシストをマーク。周囲の期待以上の活躍を見せ、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラント、ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンとともに新人王の最終候補にノミネートされている。 現在イースタン・カンファレンス4位(43勝27敗)につけるヒートは、すでにプレイオフ進出が確定。攻守でチームに貢献するナンが、プレイオフまでに合流できるかは大きなポイントになりそうだ。