8月8日(日本時間9日)、フィラデルフィア・76ersはベン・シモンズが左膝の手術を受けるため、再開シーズンが開催されているフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内の“バブル”(隔離地域)を離れることを発表した。『AP通信』のティム・レイノルズ記者が報道している。 シモンズは8月5日(同6日)のワシントン・ウィザーズ戦で左膝を痛めて途中交代。検査の結果、左膝の膝蓋骨亜脱臼と発表されていたが、その後膝の関節内遊離体と診断されて手術を行う決断に至ったとしている。
現時点で復帰時期は発表されていないが、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキ記者は、「情報筋によると、残りのシーズンを欠場することが濃厚」と伝えている。 身長208cmというサイズに似合わぬスピードとハンドリングスキルを備えるシモンズは、今季57試合に出場し、平均16.4得点、7.8リバウンド、8.0アシストを記録。2年連続でオールスターに選ばれるなど、得点源であるジョエル・エンビードと共に、チームの顔として76ersを牽引してきた。 76ersは、42勝27敗でイースタン・カンファレンス6位につけている。チームの潜在能力は実際の順位以上と評され、イーストのコンテンダーの一角として見られるが、報道通りシモンズが残りのシーズンを全休するのであれば大きな戦力ダウンだ。再開シーズンでは、エンビードが平均30.0得点、13.5リバウンドと好調で、チームも3勝1敗と結果を残しているが、シモンズなしで今後この流れを維持できるかが注目される。 76ersは8月9日(同10日)に、ポートランド・トレイルブレイザーズと次戦を戦う。