8月3日(日本時間4日)、ニューオーリンズ・ペリカンズはシーディングゲーム(全8試合)3戦目でメンフィス・グリズリーズを109-99で下し、シーズン再開後初の白星を挙げた。 この日、シーズン再開後初めてクランチタイム(試合終盤の重要な局面)に出場し、23得点、7リバウンド、5アシスト(自己最多タイ)とチームの勝利に貢献したペリカンズの怪物ルーキー、ザイオン・ウィリアムソンが、試合後のインタビューにて語った内容を『ESPN』のアンドリュー・ロペズ記者が以下のように紹介している。
「生き返った気分だよ。僕は闘争心を燃やして試合に挑んだ。僕を信頼して試合終了まで起用してくれたコーチやチームメイトに感謝している」 家族の事情により現地7月16日から24日まで“バブル”(隔離地域)を一時離脱していたウィリアムソン。ウィリアムソンのコンディション不良を考慮して出場時間には制限がかけられ、最初の2試合では15分以下のプレイ時間に留まっていた。 ペリカンズはウィリアムソンの出場時間を徐々に増やす予定であり、グリズリーズ戦では25分間のプレイ。最初の2試合では勝敗が決まる重要な局面をベンチから見守ることしかできなかったウィリアムソンは、出場時間が増えた喜びを口にしている。 「正直に言うと、第4クォーターにベンチに下がるのはあまり好きじゃない。チームを勝利に導くために僕にできることは何もないからね。僕が『生き返った気分』と言ったのは、チームの勝利のために最後までコートに立って全力を出し切れたことが素晴らしく気持ちよかったからだ」 現在ウェスト8位のグリズリーズを2.5ゲーム差で追うペリカンズ。最後のプレイオフ進出枠を獲得するためには、ウィリアムソンの活躍が必要不可欠となるだけに、その出場時間はシーディングゲームの行方を左右する鍵となるだろう。