7月31日(日本時間8月1日)に行われたボストン・セルティックス対ミルウォーキー・バックスの試合後の会見で、審判を批判するコメントをしたセルティックスのマーカス・スマートに対し、NBAは1万5000ドル(約160万円)の罰金処分を科したと、NBAバスケットボール運営部門エグゼクティブ・バイスプレジデントのキキ・バンダウェイ氏が発表した。 スマートは、107-107の同点で迎えた第4Q(クォーター)残り1分28秒の場面で、レイアップショットを狙ったバックスのエースのヤニス・アデトクンボからオフェンスファウルを奪い、これによってアデトクンボは6つ目のファウルで退場になった。しかし、その直後のビデオレビューの結果、判定はスマートのブロッキングファウルに変更され、アデトクンボのレイアップショットによる2点と、与えられたフリースローの1点を加えた合計3点がバックスに加算された。
『ESPN』によると、スマートはこの判定について試合後の会見で以下のように振り返ったそうだ。 「(判定を覆したことについて)もっとマシな説明をしてもらいたかった。審判は『オフェンス・チャージングを取れる位置に入るのが遅かったから』と、俺に説明した。はっきり言って、これがどういうことを意味するのか、俺たち全員が知っている。あのファウルでヤニスは退場になるはずだった。だが、審判は彼を退場させたくなかった。あからさまに言うと、こういうことなんだ」 試合は、このアデトクンボのプレイでリードを奪ったバックスが119-112で勝利している。