【7/28(火)午前4時 ウィザーズ vs レイカーズ】八村塁が最終テストマッチで“キング”レブロンと激突:練習試合プレビュー

7月28日(火)午前4時から、ワシントン・ウィザーズとロサンゼルス・レイカーズがスクリメージ(練習試合)を行なう。両者にとってシーズン再開前最後の実戦となるこの一戦では、レブロン・ジェームズ率いるレイカーズ相手に、ウィザーズの八村塁がここまでの試合で浮き彫りとなった課題点を修正ができるかに注目したい。 ブラッドリー・ビール、ダービス・ベルターンス不在のなか、過去2試合のスクリメージでチーム最多得点(ナゲッツ戦:18得点、クリッパーズ戦:15得点)を記録するなど、八村はウィザーズのオフェンスにおけるファーストオプションとしてまずまずの結果を残していると言えるだろう。26日のクリッパーズ戦では、リーグ最高峰のディフェンダーであるカワイ・レナードを相手に、臆せず果敢に攻め込む姿を披露。特にスピードに乗った時のプレイは相手の脅威となり、堅守で鳴らすクリッパーズも、リバウンドを奪った八村がその流れで仕掛けるドライブには手を焼いていた。

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その試合の前半だけで9得点、6リバウンドを記録した八村だったが、後半は一転、放った11本のシュートのうち2本しか決めきれず6得点と失速。原因は試合のペースだ。クリッパーズが11個ものターンオーバーを犯したこともあり、前半は比較的に速い展開で試合は進んでいた。しかし、後半では計6ターンオーバーとクリッパーズのミスが減少。それに伴い、試合はスピードダウンし、よりオフェンスがハーフコートで展開されることに。スコアラータイプの選手を欠くウィザーズは、オフェンスが停滞する場面が増えてしまう。そんななか、八村もあまり得意ではない3ポイントライン付近からの仕掛けを試みるも、打開できずにリズムを失っていったのだった。 持ち味を発揮できない苦しいシチュエーションで活躍するのは難しいことだが、どんな状況でも結果を出すのが“エース”であり、その適応力が現在の八村には欠けている点だろう。「練習の時から3ポイントをどんどん打てとコーチにも言われています」と本人が明かしたように、コーチ陣が期待する3ポイントシュートを積極的に取り入れ、プレイの幅を広げられるかどうかも大きな鍵となる。レイカーズ戦でもチームが苦戦する時間帯は必ず訪れると思われるが、前回試合を経て、八村がその場面においてどのようなプレイを披露してくれるか見ものだ。


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