先日、2019-20シーズンのアウォード投票はリーグ中断前のパフォーマンスが判断基準になると発表された。これにより、現在リーグ最高勝率を記録しているミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが、2年連続でMVPを受賞するのではと見られている。だが、本人はMVPについてまったく関心がないようだ。 『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者によると、アデトクンボは次のように語っている。「正直に言って、MVPのことは本当に考えていない。数日前にこの件について見たけど、それっきり。誰がMVPを受賞するとか気にしないようにしている。僕の目標は、日々成長してチームの勝利を助けること。昨年も同じようなことが起きていたけど、チームメイトを助けて試合に勝つことに集中していた」 「今、多くの人々がMVPについて話しているのは知っている。ただ、それは僕が集中すべきことじゃない。今はチームがよりよいバスケットボールをする手助けをして、試合に勝つ。1971年以来の優勝に専念しているんだ」 さらにアデトクンボは、自粛期間中にバスケットボールをプレイしていないと言っていたのは嘘だったと明かしている。「あれで僕がジムに行っていないと思った人たちは、僕のことを分かっていない。少しでも戦いを有利にしようと思ってそう言ったんだ」と笑みを見せながら述べた。 この嘘が試合の行方に何かしらの影響を与えることはないかもしれない。ただ、アデトクンボの勝利への渇望が見える微笑ましいエピソードだ。