メンフィス・グリズリーズのジャスティス・ウィンズロウが7月21日(日本時間22日)、練習中のスクリメージ(紅白戦)で股関節を負傷し、再開後のシーズンを全休することを自身のツイッターで発表した。 『ESPN』のティム・マクマホン記者によれば、ウィンズロウは7月20日(同21日)に行われたスクリメージ中の接触で転倒し、股関節を痛めてしまったという。
2015年のNBAドラフト1巡目10位指名でマイアミ・ヒート入りしたスウィングマンのウィンズロウ。4年目の2018-19シーズンにスタメンの座を掴み、平均12.6得点、5.4リバウンド、4.3アシストの成績を残したが、今季は背中の負傷で11試合の出場(平均11.3得点、6.6リバウンド、4.0アシスト)にとどまっていた。 今年2月にアンドレ・イグダーラ(現ヒート)に絡むトレードでグリズリーズに加入。新型コロナウイルスによるリーグ中断直前の3月9日(同10日)には、一時的にGリーグのメンフィス・ハッスル行きにもなっていた。 フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内に設置された“バブル”(隔離地域)での練習で順調な調整を見せ、高い身体能力とプレイメイク能力は、司令塔ジャ・モラントやジャレン・ジャクソンJr.を補完するとチームは期待していたという。 再開されるシーズンでは、1チーム最大17人のロースター枠に2WAY契約の選手も含められることになり、グリズリーズは傘下のGリーグ球団メンフィス・ハッスルでもプレイしていた渡邊雄太を登録。渡邊は7月17日(同18日)のZoom会見で「5対5とかになるとメインの人たちが出て(自分が)あまり参加できないこともあって、正直簡単ではない」と熾烈な競争を明かしていたが、ウィンズロウの離脱で出場機会が巡ってくるかもしれない。 ウェスタン・カンファレンス8位(32勝33敗)のグリズリーズは、7月31日(同8月1日)にポートランド・トレイルブレイザーズとシーディングゲーム初戦を戦う。