ミルウォーキー・バックスの先発ポイントガード(PG)を務めるエリック・ブレッドソーが、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが発覚した。 ブレッドソーは16日(同17日)に陽性反応が発覚し、無症状だと『Yahoo! Sports』など複数のメディアが報道。バックスは9日夜(同10日)にシーズンが再開されるフロリダ州オーランドに到着してウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内の施設で練習を行ってきたが、ブレッドソーはオーランド入りしていなかったという。
バックスでコロナ感染の選手名が報じられたのはブレッドソーが初。『AP通信』はマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)が17日(同18日)に取材対応した際のコメントを伝えている。 「コロナ禍では確実なものは何もない。クリアしなければいけないことはあるが、医療や研究に基づけば、2週間隔離していれば彼(ブレッドソー)はプレイできるようになると思う。彼なしでしっかり準備し、戻ってきたら心から歓迎する」 “バブル”と呼ばれる隔離地域内では毎日コロナ検査が行われているが、ブーデンホルザーHCはブレッドソー以外にチームに合流していない選手の有無については明言を避けた。 ブレッドソーは今季チーム3位の平均15.4得点、4.6リバウンド、5.4アシストを記録し、リーダーの1人として攻撃を牽引。不参加となれば優勝を目指すバックスにとって大きな痛手だが、シーディングゲーム初戦は7月31日(同8月1日)のため、『CBS Sports』のサム・クイン記者は「NBAのプロトコルをパスして戻れるだけの時間はまだ十分にある」と見立てている。