ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、アンドリュー・ウィギンズが再建における重要な役割を担うことに期待しているようだ。 ウォリアーズは2月、ミネソタ・ティンバーウルブズと成立させたトレードでディアンジェロ・ラッセルを放出し、代わりにウィギンズを獲得。カーHCは、『The Athletics』のデイビッド・オルドリッジ記者がホストを務めるポッドキャスト番組「Hoop, Adjacent」に出演した際、ラッセルのオフェンス力を称賛したうえで、ウィギンズの加入によりチームがより上手く機能していると認めた。
「特にディフェンス面では、ウィギンズの方が(ラッセルよりも)チームのプレイスタイルにフィットしている。彼はオールラウンダーで、スイッチディフェンスにも対応できるからね。彼のポジションとチームのロスター状況を考慮すると、彼の加入が理に適っていることは明らかだ」 2014年のドラフト全体1位指名でティンバーウルブズに入団した25歳のウィギンズは、リーグ屈指のディフェンシブプレイヤーとして成長することが期待されるもチームの期待に応えられず伸び悩んでいた。ウォリアーズ加入以降は、スター選手としてではなく、主にディフェンスと3ポイントで貢献することをチームから求められている。 カーHCはチームの主力であるステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの脇を固める重要なピースとしてウィギンズを育成していく予定だ。同ポッドキャスト番組で、カーHCは来季におけるチームの可能性について、以下のようにコメントしている。 「彼(ウィギンズ)は、ステフ、クレイ、ドレイモンドと上手にフィットすると思う。現在のロスターでチームが大きく飛躍することを期待している」 5シーズン連続でNBAファイナル進出を果たしたウォリアーズは昨季、主力であったケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)、トンプソン、カリーが相次いで怪我に見舞われ、念願だったリーグ3連覇を逃した。オフシーズンから本格的なロスター再建を行ってきたチームは今季、15勝50敗でウェスタン・カンファレンス最下位となり、再開されるシーズンへは参加しない。