新型コロナウイルスの感染拡大により3月12日(日本時間13日)から中断されていたNBAの2019-20シーズンが、7月30日(同31日)にフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにて再開する。ここでは、NBAによって定められた再開シーズン用の競技フォーマットを紹介する。 ■参加チーム 全30チーム中、再開シーズンに参加するのは、シーズン中断時点でプレイオフ出場圏内にいた16チームに加え、各カンファレンス8位のチームと6ゲーム差以内の6チームを含めた、合計22チーム。参加チームは以下の通り。並びは各カンファレンスの順位順。 【イースタン・カンファレンス】 1位 ミルウォーキー・バックス(53勝12敗) 2位 トロント・ラプターズ(46勝18敗) 3位 ボストン・セルティックス(43勝21敗) 4位 マイアミ・ヒート(41勝24敗) 5位 インディアナ・ペイサーズ(39勝26敗) 6位 フィラデルフィア・76ers(39勝26敗) 7位 ブルックリン・ネッツ(30勝34敗) 8位 オーランド・マジック(30勝35敗) 9位 ワシントン・ウィザーズ(24勝40敗) 【ウェスタン・カンファレンス】 1位 ロサンゼルス・レイカーズ(49勝14敗) 2位 ロサンゼルス・クリッパーズ(44勝20敗) 3位 デンバー・ナゲッツ(43勝22敗) 4位 ユタ・ジャズ(41勝23敗) 5位 オクラホマシティ・サンダー(40勝24敗) 6位 ヒューストン・ロケッツ(40勝24敗) 7位 ダラス・マーベリックス(40勝27敗) 8位 メンフィス・グリズリーズ(32勝33敗) 9位 ポートランド・トレイルブレイザーズ(29勝37敗) 10位 ニューオーリンズ・ペリカンズ(28勝36敗) 11位 サクラメント・キングス(28勝36敗) 12位 サンアントニオ・スパーズ(27勝36敗) 13位 フェニックス・サンズ(26勝39敗) ■開催地 フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスが再開シーズンの開催地となる。すべての試合は、同施設内にあるジ・アリーナ、フィールドハウス、ビザ・アスレティック・センターという3つの会場にて無観客で行われる。 ■シーディングゲーム 7月30日(同31日)より、各チームはホームゲームとアウェイゲームを4試合ずつ戦う計8試合の“シーディングゲーム(順位決定戦)”を行う。シーディングゲームは、2019-20シーズンのレギュラーシーズン成績と最終順位としてカウントされ、プレイオフに進出する16チーム(東西各8チーム)を決定する。
■プレイオフ&プレイイン・トーナメント 各カンファレンスの上位7チームがプレイオフ出場資格を獲得。各カンファレンスの8位チームと9位チームが4ゲーム差以下の場合は、その2チームが最後のプレイオフ出場権を懸けたプレイイン・トーナメントを実施する。 プレイイン・トーナメントでは、8位チームは1勝すればプレイオフ出場が決定。9位チームは、8位チームを相手に2連勝した場合のみ第8シードを手にする。 各カンファレンスの8位チームが9位チームに4ゲーム差以上をつけている場合、プレイイン・トーナメントは行なわれず、レギュラーシーズンとシーディングゲームの合計成績で8位のチームがプレイオフ最後の1枠を獲得する。 なお、プレイオフは従来通り4戦先勝のトーナメント方式で実施される。