中村昌也さん「カーターは試合の中で必要性のあるダンクを決めていた」【俺達のNBA!! ビンス・カーター特集：配信中】

――ビンス・カーター引退のニュースを聞いた率直な感想を聞かせてください。 中村昌也：そうですね、まだできるだろうっていう寂しい思いもありつつ……。引退試合は、ちゃんとしてあげたかったという思いもありますね。でも、年代もそうですけど、（キャリアを通して）スタイルを変えていくっていうことを、他の選手にも新しい道を示したっていうところで、「ありがとう！」と言いたいですね。 ――プレイヤーとしてのカーターの印象を教えてください。 中村昌也：やっぱりダンクは外せないですけど、改めて振り返ってみると、キッドの速度のあるS的なパスを、かなりの成功率で決めるっていう。218cmのビッグマンを試合中に飛び越えるのもすごいですけど、数々の試合中でのダンクも素晴らしいので。それはもう、今後現れるのかっていうくらい（すごかった）ですね。魅せるためだけのダンクじゃなかったんですよ。彼は試合の中で、必要性のあるダンクを決めていましたね。 ――中村さんが最も印象に残っているカーターの姿は？ 中村昌也：そうですね……、ダンクはもちろんですけど、やっぱり最後の試合かなぁ。残念ですけど、ちゃんと３ポイントを決めて終わってトレイ・ヤングとハグするあの場面。トレイ・ヤングがまだ生まれてない時にプレイしているカーターが、何か託したように見えたんです。なんかただの引退じゃない、レジェンドから次世代のスターにバトンタッチしたみたいに。それがちょっと印象的でしたね。 ――最後に引退するカーターへメッセージをお願いします。 中村昌也：長い間お疲れ様でした！ 最近のダンクコンテストは、タツオさん然り、中さん然り、少し荒れ気味です（笑）。あなたのような説得力のある方が審査員長を務めていただけたら……。あなたがいれば揉めません！ よろしくお願いします（笑）。

現役引退を表明したビンス・カーターをフィーチャーした『俺達のNBA!!』7月号後編は、絶賛配信中。出演はBoseさん（スチャダラパー）、上鈴木兄弟、中村昌也さん、サンキュータツオさん。視聴は下記リンクから。

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