ネッツのカイリー・アービングが、ブリアナ・テイラー殺害事件を題材にしたテレビ番組をプロデュース

ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングと、ラッパーのコモンが、今年の3月13日(日本時間14日)に警察によって不当に銃殺された黒人女性のブリアンナ・テイラーさんに関するテレビ番組をプロデュースしたと、『AP通信』が報じている。 ケンタッキー州ルイビルで救急救命士をしていた26歳のテイラーさんは、麻薬捜査令状を持った警官にノックもなく家に押し入られ、8発の銃弾を撃たれた。捜査の結果、テイラーさんの自宅から薬物は見つからず、その後、警察は住所を間違えてテイラーさんの自宅に踏み込んだことを認めた。この事件は全米で大きな問題として取り上げられ、デモ行進ではテイラーさんの名前がチャントされた。

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『#SAYHERNAME: BREANNA TAYLOR』と題されたスペシャル番組は、7月8日(同9日)の米国東部時間夜9時に初回が放送されている。 社会正義の問題について声を上げ続けているアービングは、警察による暴行や人種差別への注意を喚起する必要性を広めることが重要だと主張していると、『AP通信』は伝えている。 今年3月に肩の手術をしたアービングは、7月30日(同31日)から再開するシーズンには参加しないことを早々に表明していたが、6月12日(同13日)に80名以上のNBA選手とWNBA選手を集めて行った電話会議で、シーズンを再開するのではなく社会正義を求める運動を続けるべきだと主張したと報じられて話題となった。 その言葉通り、アービングはオーランドのバブル(隔離地域)の外側で独自の活動を続けているようだ。

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