マーベリックスのティム・ハーダーウェイJr.、個人の活躍よりチームを優先「ただ勝ちたいだけ」

ダラス・マーベリックスと言えば、ルカ・ドンチッチ、クリスタプス・ポルジンギスと欧州出身の若手2人が中軸となり、チームを牽引している。しかし、プレイオフの過酷な戦いでは2人へのマークがより厳しくなることは容易に想像でき、そこで勝ち抜くには、チーム全体の底上げが欠かせないだろう。 そんななかキーマンとして挙げられるのが、ドンチッチ(28.7得点)、ポルジンギス(19.2得点)に続く得点源となっているティム・ハーダウェイJr.だ。ここまで平均15.8得点を記録し、3ポイントシュートは現時点でキャリアベストの40.7%という高確率で沈めている。

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第3のスコアラーとして2枚看板を支えることが期待されるハーダウェイJr.だが、本人はあくまでチームファーストの姿勢で、自身の序列については興味がないようだ。現地7月6日に行われたオンライン会見で「僕は試合にただ勝ちたいだけ」と語ったハーダウェイJr.のコメントを地元紙『The Dallas Morning News』が伝えている。 「(勝利の)ほかに興味はない。試合で自分のベストを出す。そして自分の仕事をし、コート上でコントロールできることに取り組むだけだ」 脚光を浴びることには関心がないとしたハーダウェイJr.は、チーム4位の平均12.6得点を挙げるセス・カリーを周囲はもっと評価すべきと強調した。 「みんな今シーズン、セスが素晴らしい仕事をしていることを忘れている。自分にとっては3番手、もしくは4番手だろうが、ドンチッチとポルジンギスがコートにいない間は1番手になろうが、2番手になろうが、それは問題ではない。みんながよりプレイしやすいように、ベストを尽くすだけだ」 ドンチッチ、ポルジンギスの活躍はもちろんだが、マーベリックスがポストシーズンで躍進するには、ハーダウェイJr.やカリーといったサポーティングキャストが、どれだけ試合にインパクトを与えられるかが重要となる。

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