トレイ・ヤングが名手ステフィン・カリーを上回る要素は? 元ウォリアーズGMが見解

ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)は、同じ攻撃的ポイントガードとして比較される機会が増えてきた。元ウォリアーズGMで、現在はホークスのバスケットボール部門シニアアドバイザーを務めるラリー・ライリーは、ヤングがカリーを上回っている点について言及した。 MVP受賞や3度のリーグ優勝を誇るなど実績ではカリーに軍配が上がるものの、NBAキャリア初期の観点からヤングが勝っている要素についてライリーは見解を述べている。

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「トレイとステフで避けられない比較がある。トレイが唯一ステフを上回っていたのは、わずかに優れたパサーだったということ。それ以外はステフにアドバンテージがある。トレイは我々が望んでいる役割で成長を続けていて、上手くやっている。このまま進化し続けてくれることを望むよ」 カリーはデイビッドソン大3年次の2008-09シーズンに平均5.6アシストだった一方、ヤングはオクラホマ大1年次の2017-18シーズンに平均8.7アシストを記録。さらに、ヤングはNBAでも通算141試合に出場して平均8.6アシストと、カリーのキャリア平均を2本上回っている。カリーがよりシューター色が強く、ヤングはよりボールを保持するスタイルの違いがあるとはいえ、ことパス能力とコートビジョンはヤングに分があると考えているようだ。 2009~12年にウォリアーズのGMを務めたライリーは、2009年のドラフト1巡目7位でデイビッドソン大のカリーを指名。1年目からレギュラーに定着したカリーは、キャリア11年で得点王1回、シーズンMVP2回、NBA王者にも3回輝き、歴代3位の通算3ポイント成功数(2495本)、同6位の通算3ポイント成功率(43.5%)、シーズン最多3ポイント成功記録(402本)も保持するスーパースターに上り詰めた。 一方のヤングは2018年のドラフト1巡目5位指名でNBA入り。2年目の今季、リーグ4位の平均29.6得点、同2位の平均9.3アシストを記録するなど大ブレイクし、オールスター初出場を果たした。 ヤングは今年4月、名センターのシャキール・オニールがホストを務める『THE BIG PODCAST WITH SHAQ』に出演した際、現役最高のシューターであるカリーを追い抜くのにどれくらい時間がかかるかを問われ、「1年かな。僕はそこにたどり着くために相当ハードに練習している」と強気な発言を残して話題を呼んだ。どこまでカリーの域に近づけるのか、今後描いていく成長曲線から目が離せない。

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