ポール・ジョージ、ペイサーズ時代にトレードを要求した理由を明かす「球団は勝利を望んでいなかった」

ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージは、リーグ屈指のオールラウンダーとして知られている。そのジョージが最近、『The Players' Tribune』のポッドキャスト『Knuckleheads with Quentin Richardson and Darius Miles』で2010年のNBA入りから7年在籍したインディアナ・ペイサーズを去る“引き金”となった出来事を明かした。 2010年のドラフト1巡目10位指名でペイサーズに入団したジョージは、2年目からレギュラーに定着すると、2012-13、2013-14シーズンとオールスター出場を果たし、チームも2年連続でカンファレンス決勝まで勝ち上がった。2014年の夏には右足の腓骨と脛骨を開放骨折する大怪我を負ったものの、8か月で復活。2017年7月にオクラホマシティ・サンダーへトレードで移籍し、昨夏、トレードでクリッパーズ入りした。

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ペイサーズ時代、ジョージは、ダニー・グランジャーのトレード、自分の知らないところでのジョージ・ヒル放出の決定、そして自身の名前がトレードの噂に浮上したことなどにより不信感を抱いていたという。そして、最後の引き金になった出来事が、補強をする気のないチームの態度だったと語っている。 「個人的な問題になるから名前は言わないけど、当時リーグのベストパワーフォワードがインディアナで僕と一緒にプレイしたいと言っていた」 その“ベストパワーフォワード”とは、『インディアナポリス・スター』のJ・マイケル記者によればアンソニー・デイビス(当時ニューオーリンズ・ペリカンズ、現ロサンゼルス・レイカーズ)だったという。ジョージはペイサーズに彼を獲得するように直談判したが、球団の反応は失望させられるものだったと同ポッドキャストで説明している。 「球団からは『我々は中規模のチームで、マーケットも小さい。だから不可能だ。獲得できるほど余裕がない』と言われた。ベストパワーフォワードがここでプレイしたがっているのに、どうにか実現させられないのかと思ったよ。今思い出しても腹が立つ。何をしているんだってね。誰もがインディアナでプレイすることを選んでくれるわけじゃない。その選手は移籍したがっていたのに、球団は乗り気じゃなかったんだ」 チームから他の選手に興味があることを伝えられたジョージは、「その電話の後、僕は代理人にトレードをリクエストした。球団は勝利を望んでいなかったからね」と振り返っている。 もし移籍を望んでいた選手がデイビスで、ジョージとの強力コンビが誕生していたら、ペイサーズにはまた違った未来が待っていたかもしれない。

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