現在、ウェストのプレイオフ進出最後の切符となるカンファレンス8位には、32勝33敗でメンフィス・グリズリーズがつけている。そして9位以下は、ポートランド・トレイルブレイザーズ(29勝37敗)、ニューオーリンズ・ペリカンズ(28勝36敗)、サクラメント・キングス(28勝36敗)、サンアントニオ・スパーズ(27勝36敗)、フェニックス・サンズ(26勝39敗)が続く。 7月31日(日本時間8月1日)に再開予定のシーズンに参戦する22チームは、最終的な順位を決めるレギュラーシーズン8試合を実施。それが終わった時点でカンファレンス8位と9位チームの差が4ゲーム以内だった場合は、プレイオフ出場権を懸けた直接対決が2試合行われ、8位は1勝、9位は2勝することでプレイオフ進出となる。 グリズリーズと4ゲーム差以内のチームが合計4チームいるウェストでは、熾烈なプレイオフ出場権争いが繰り広げられることが予想されるなか、先日『ESPN』は、ウェストの第8シードとなるチームを予想する記事を公開。最もプレイオフ進出の可能性が高いチームとして、ユスフ・ヌルキッチとザック・コリンズの両ビッグマンが怪我から復帰するブレイザーズを挙げると、それ以降はグリズリーズ、ペリカンズ、スパーズと順位をつけたが、キングスとサンズについてはまったく触れなかった。 ペリカンズと同じ成績を残しながらキングスがないがしろにされたことに対し、チームの司令塔ディアロン・フォックスが反応。自身のツイッターで「俺たちの可能性は0%(笑)。(チームの)名前すら書かれていない」と不満を述べた。 キングスは2005-06シーズンを最後にプレイオフから遠ざかっており、過去の実績から言っても評価が低いのは致し方ないのかもしれない。この予想を覆し、久々のポストシーズン出場を果たすには、今季平均20.4得点、6.8アシストとチームを牽引するフォックスの大暴れが不可欠になるだろう。