7月31日(日本時間8月1日)のリーグ再開にあたり、ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)が選手起用について言及した。『The Athletic』のケリー・イコ記者の取材に対し、指揮官はダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)やチームの分析スタッフと協議した結果、9人ローテーションで戦うのが最も勝つチャンスが高い戦略であると語ったようだ。 9人の選手が誰かについて言及は避けたダントーニだが、主要となる5人の出場時間が多くなると同取材にて示唆している。 「現実的にはジェームズ(ハーデン)、ラッセル(ウェストブルック)、PJ(タッカー)、ロバート(コビントン)、エリック(ゴードン)の5人に多くの出場機会を与えるつもりだ。彼らを消耗させたくないが、(NBAファイナルが行われる)10月に休養十分の状態でいたくはない。疲れるだろうけど、乗り越えるしかないんだ」 ちなみに上記の5人以外で、シーズン中断前に安定的に出場機会を得ていたのは、ダニュエル・ハウスJr.(平均30.0分)、オースティン・リバース(23.4分)、ベン・マクレモア(22.8分)、そして2月に加入したジェフ・グリーン(20.2分)となっている。 ロケッツは、2月上旬に複数のチームを絡めたトレードでクリント・カペラを放出し、コビントンを獲得。それ以降は201cmのコビントンをセンターとして起用するなど、リーグ随一のスモールラインアップを採用し、8勝6敗の成績を残していた。 現在、ウェスタン・カンファレンスで6位(40勝24敗)につけるロケッツだが、シーズン再開後このスモールラインアップの成熟度をどこまで高めることができるかが、プレイオフを勝ち進む大きな鍵となる。